こんにちわ!ただいまランタン沼にドハマリ中のフクロウです。
そんななか、このたびスノーピークの小型ガスランタン『ギガパワーランタン天 オート』を購入したところ、どうも故障しているっぽいのでメーカー修理に出してみた結果をレポートします。
まずは経緯
修理に出すまでの経緯をご報告。
今回僕が買った場所はフリマショッピングサイトのメルカリ。そこで未使用の初期型ギガパワーランタン天 オートを格安で見つけました。
間もなく手元に届き、いそいそと点火に向け「マントル空焼き」の儀式に取りかかります。充分に空焼きが完了したところでグローブをかぶせいざ点灯、、、
あれっ?点かない!なんで!?
何度イグナイターをカチカチしても点きません。その間にもガスはシュ~っと勢いよく出続けます(汗)
ガスを一旦止めてイグナイターのチェックをすると、火花が飛んでないことに気づきました。
とりあえずイグナイター着火は諦めてライターで着火させることに。もう一度ノブを回してライターの炎をマントルに近づけると無事着火しました。
しばらく点火させ続けると異変に気づきます。
なんだか他のガスランタンと比べて燃焼が安定していないうえ、いっこうに明るくなりません。
マントルが燃えてはいるのですが間近で直視できるレベルです。
あれ?80Wってこんなもの??
最大パワー↓
ネットを徘徊してもみんな口を揃えて「小ぶりなのに想像以上に明るい」と賞賛しています。
やっぱり異常だとおもい、そこから原因究明に取り掛かりました。
「マントルの空焼きがきれいにできていなかった」 or 「バーナーヘッドの目詰まり」を疑い、バーナーヘッドをエアーで吹いてから新品のマントルに付け替え、再度慎重に空焼きをしてみました。
その後、同様にライターで点火させてみるも改善せず。。。なぜだ!?
再びネットで、同様な困りごとを経験している人はいないか検索するもおらず。
とうとう打つ手もなくなり諦め、修理に出すことに決めました。
修理の手配
かなり前置きが長くなってしまい申し訳ありません。熱が入りすぎてました。
ここからは、僕が行動した実際のメーカー修理に出して手元に戻ってくるまでをレポートします。
もし、スノーピーク製品に不具合があって修理が必要な人は、モノや書き込み内容は違えど手続きは同じですので参考にどうぞ。なお、全体的な流れのイメージはこうです。
1.修理エントリー
まずはスノーピーク公式HPにアクセスし修理エントリーをします。または、「スノーピーク 修理」で検索してもトップに表示されます。
なお、修理エントリーするにあたり事前にスノーピーク会員になっておく必要がありますので、まだ会員登録していない人はしておきましょう。
また、修理の依頼はスマホからもできるようになっていました。
2.送付方法を選択
いくつかの項目に回答すると、修理品の送付方法を選択できます。
- スノーピークに直接送付する(着払い)
- 持ち込み可能な店舗に持ち込む
- 集荷引取り手配を依頼する
なお送料について、有償修理となった場合は修理完了後請求時に往復分の送料が請求されます。
3.詳細記入
修理品の状態や同梱する付属品、購入時期などを選択記入していきます。
写真を添付することもできます。
4.連絡先の記入
最後に返送先などの情報を記入したら完了です。
5.修理品の送付
修理エントリー時に選択した店舗へ修理に出します。
その際、受付番号を店員さんに連絡しなければならないのでメモしておくかエントリー票を印刷しておきましょう。
6.診断
しばらくすると登録したアドレスにメールが届き、作業進捗を随時アップデートしてくれます。
5.診断結果の連絡受取り
診断が完了すると再度その結果のメールが届きます。
僕の場合は無償修理対応だったため、診断結果の連絡と同時に修理開始連絡および修理内容の案内を同時にもらいました。
6.修理完了品の受取り
修理が完了した時点でその旨連絡が届きます。
その数日後、宅急便にてエントリーした際に登録した住所に修理完了品が届きます。
診断結果
スノーピークオフィシャルストアである最寄のスポーツオーソリティに預けてから2日後、オンラインで状況を確認してみると「受取済み診断中」となっていました。
さらに1日後、早くも診断結果がアップデートされていました。
その結果、「ノズルの目詰まりによる光量低下」との記載がありました。
その対策として、「ノズル交換およびクリーニング」をすることに、しかも無料で。
その2日後には宅急便で自宅に届きました。
最大パワー↓
対応について
今回僕の場合はおそらく未使用だったためか無償修理対応をしていただけました。それは大変ありがたかったのですが、もっと驚いたのが対応のスピードです。
修理に出してから手元に戻ってくるまで1週間もかかりませんでした。
その間の状況も分かるようなシステムになっていますし、メールでの連絡ももらえます。
一部上場企業でありながらこのような対応ができるのはびっくりでした。まさに神対応です。
スノーピーク保証
ここまで読んで下さる方はおそらくスノーピークの保証内容について既にご存知だと思います。
しかし、一部のネット情報では「永久保証なのに修理代金をとられた」と残念がっている人たちがいます。なぜか?
たしかに、スノーピークの製品には『保証書』といった紙切れなどは存在しません。
それにはスノーピークの理念が関係しています。
- フィールドで確実に機能し、長期間に渡って使い込んでもらえるようデザインしている。
- メーカーが自社の製品の品質に責任を持つのは当然である。
これはスノーピークの公式HPの『スノーピーク保証』に記載あります。
そして『スノーピーク保証』には続きがあります。
- 構造上の欠陥の場合は、無償で修理または交換します。
- その他の場合は、適正な価格で修理します。
おそらく残念がっている人は、「保証書がない」+「理念の一部」を拡大解釈した結果、永久保証になったのでしょう。
そして経年劣化や不注意により壊れてしまったもの、つまり「その他」の区分に該当したものを修理に出したのだと思います。
こういう僕も、はじめはネットの情報や噂だけを鵜呑みにしていましたが、今回の経験からしっかりと真実を認識することができました。