これまでにキャンプで何度かプリムスのスイングヒーターをご紹介してきましたが、この度運良くユニフレームの現行ヒーターでワームⅡとコンパクトパワーヒーターが揃いました。
今日はスイングヒーターとワームⅡ、コンパクトパワーヒーターの3機種を使った比較レビューをしてみます。
最後にはいろんな角度から勝手に順位付けをしてますので参考にどうぞ。
プリムス vs ユニフレーム2機種
今回比較するヒーターはプリムスの廃盤モデル 「スイングヒーター」、ユニフレームの「ハンディガスヒーター ワームⅡ」と「コンパクトパワーヒーター」の計3機種です。
スペック比較
まずはそれぞれの公式スペックを表にして比べてみましょう。
スイングヒーター | ワームⅡ | コンパクトパワーヒーター | |
サイズ(mm) | 230×230×240 | 260×180×255 | 150×150×135 |
重量(kg) | 1.4 | 2 | 0.61 |
最大火力(kcal/h) | 1200-1500 | 600 | 750-800 |
燃焼時間(最大火力)(h) | 2.3 | 10 | 4 |
イグナイター | ○ | ○ | ○ |
パワーブースター機能 | オプション | ○ | – |
角度調整機能 | ○ | ○ | – |
燃焼可能温度 | – | -5℃ | -30℃ |
使用レビュー
ここからは実際に実機を手にとって感じたことをレポートしていきます。
スイングヒーター
他のヒーターとは唯一異なりOD缶を使用します。
それだけでもランニングコストは高くなるのに、加えて燃費の悪さも断トツです。
しかしそのぶん燃焼音も豪快です。
まるでジェットエンジンのような力強い音で、それだけで暖まりそう(笑)
パラボラ部分はかなり大きくそのぶんワイドに熱を反射してくれます。
そして意外と知られていないのがパワーブースターの存在。これ、現役のころはオプションで売られていました。
コレがないと寒い冬にヒーターとして活躍できないのでは?と思ってます。
フクロウ
ワームⅡ
ワームの特徴はそのキュービクルな形状で収納性や携帯性に優れていることやガス缶を最大2本収納できることでしょう。
さらに角度調整も容易に無段階でできます。
燃焼音は今回の3機種のなかでは一番静かで、静かに赤くバーナーヘッドが燃焼します。
最大にしても近くで会話できるレベルでしょう。
パラボラ部分は先のスイングヒーターと同じくらい大きいです。
標準でサーマルコントロール(パワーブースター)機能を有しているので寒い冬でも使うことができます。
コンパクトパワーヒーター
ユニフレームからはワームとは別にコンパクトパワーヒーターもラインナップされています。
ワームとの大きな違いはサイズと液出しシステムにすることでマイナス30℃でも使用可能なことでしょう。
但し、他の2機種に比べて使用できるようになるまでに少し時間を要します。
まずは正立の状態で点火、その後そのまましばらく燃焼させ、バルブに貼り付けられているテープが変色したら倒立状態にしてやっと使用できます。
正立で点火し数分間そのまま
黄色のテープがオレンジになるまで放置
オレンジになったら倒立にて使用
また、コンパクトなぶんパラボラ部分はやや小さめです。
次ページからは3機種をいろんな角度から勝手に順位付けしてみました。
また番外編として、スイングヒーターの変わった使い方などもご紹介します。