4.メーカー選定
どんな種類のどんなスペックのシュラフにするか決まったら、最後はどのメーカーにするかです。
たいていの人は始めにメーカー選定から入りますが、僕は逆でメーカー選定は最後にすることをオススメします。
なぜなら、メーカー選定を先にしてしまうと自分に合ったシュラフをそのメーカーのラインナップの中からしか選べなくなります。
だいたいのメーカーには同じようなスペックのシュラフが揃っていますが、それでも微妙に違ってきます。
メーカー選定は最後のエッセンス(隠し味)ととらえておきましょう。
それでは各メーカーのシュラフの特徴を簡潔にまとめてみます。今回は国産シュラフ3大メーカーを調べてみました。
モンベル
ストレッチシステム
モンベルのシュラフの最大の売りはストレッチシステムを採用している点でしょう。
ストレッチシステムとは、生地を特殊な縫製にすることで最大130%も横方向に伸縮させることができるシステムです。特に体格の良い人や、寝相の悪い人なんかにおすすめでしょう。
豊富なラインナップ
次のモンベルの特徴は、シュラフのラインナップの豊富なことです。
試しに最寄りのモンベルショップに行ってみてください。棚いっぱいにいろいろなスペックのシュラフが並んでいます。
モンベルならきっと自分にピッタリな一枚に出会えるはず!
選べるジッパー位置
地味な特徴かもしれませんが、逆に地味に嬉しい特徴かもしれません。特に左利きの人には重宝するのではないでしょうか?
また、この機能を活かして一部のモデルではシュラフどうしを連結することも可能なのでファミリーキャンパーにもオススメです。
3シーズン対応おすすめシュラフ(モンベル)
僕がもし3シーズン対応シュラフをモンベルで買うならこれにします。収納時の大きさや価格帯のバランスが取れているシュラフだと思います。
ナンガ
永久保証
まずナンガの特徴といえば永久保証をうたっていることでしょう。ただし、ダウンシュラフに限ります。
シュラフなんて毎回キャンプに行けば使うものですし、使ってるうちに生地が破れたり縫製がほつれたりファスナーだって壊れることもあるでしょう。
オーロラテックス
モンベルは生地に寝心地を追求しましたが、ナンガの生地はオーロラテックスと言う防水透湿素材を採用しているため湿気に強くシュラフカバーを必要としません。
小さいテントを使うソロキャンパーやツーリングキャンパーは、テントの結露がシュラフに当たってシュラフが濡れたりした経験ありませんか?
そんな人達に是非オススメしたい機能です。
洗える
先ほどダウン素材のシュラフは専用の洗剤が必要と書きましたが、ナンガのシュラフだけは違います。
洗濯用ネットに入れて家庭用洗剤で洗うことができるのです。
キャンプだとお風呂に入らないことだってありますし、人は寝ているときに意外と汗をかいています。かと言って毎回クリーニングに出すこともしにくいのでとても助かります。
3シーズン対応おすすめシュラフ(ナンガ)
僕はこのシリーズの冬用シュラフを実際に使っています。表面の生地もしっかりしていてガンガン使えてますし、ダウンもふっかふかでとても温かいですよ。
イスカ
3D構造
イスカのシュラフの主な特徴は、シュラフ生地が立体的な構造になっています。
例えるなら上面がかまぼこ型になっています。これにより保温力を高めまた、身体への圧迫感を軽減させています。
また、ディファレンシャルカットといって内側の生地と外側の生地とを異なったサイズで裁断・縫製することも保温性と圧迫感の低減に寄与しています。
軽量
イスカのシュラフはダウンの使用量を適材適所に部分最適化させることで軽量化を図っています。これによりモンベルやナンガと比較して低価格設定ができるわけですね。
3シーズン対応おすすめシュラフ(イスカ)
このポカラは軽量でコスパも高いのが魅力的です。僕も次はこれにするかもう一度ナンガにするかで悩んでます。