最強のクーラーボックスでお馴染みのYETIですが、そんなYETI製の真空断熱タンブラーを入手したので今日はその性能を評価してみようと思います。
はじめに
今回キャンプ用にと購入したのはYETI 10oz RAMBLERです。
YETIのタンブラーはこの他にも20ozや缶ビールなどをそのまま入れて使うシリーズがあります。
アメリカに行ったときに実際にそれぞれ手にとってみましたが、20ozのほうは小柄な日本人にはちょっとオーバースペックかな?といった感じがしました。
スペック
簡単ですが10oz RAMBLERのサイズなどを記載しておきます。スタッキングなどを考えられる際の参考にしてください。尚、実測になりますので多少の誤差はご容赦ください。
サイズ
外寸:Φ88mm×H105mm(蓋なし)、Φ92mm×H111mm(蓋付き)
内寸:Φ75mm×H90mm
重量:308g
スタッキング
このタンブラーのなかに何が入るか検討してみた結果、スノーピークのシングルマグ220がすっぽり入りました。
なお、当初手持ちの雪峰300はギリギリのところで不可…
まあダブルマグを2つ持ってても仕方ないのでいいんですが。
性能比較
そんなタンブラーの性能を比較させるために用意したのはこちら↓。
- スノーピーク 雪峰マグ300ml
- スノーピーク シングルマグ450ml
- ふつうのガラス製コップ
- アサヒビールの景品 真空断熱ステンレスコップ
比較方法はシンプルに、下記の方法でテストします。
各グラスに同じ分量の氷を入れて溶ける時間を測定する。
それではテストしてみましょう。
環境設定
測定環境を一定にするため場所を浴室にしました。そして、そこにストーブを持ち込んで閉め切り、夏場を想定した24度前後を作りました。
投入する氷の量は10個にあわせます。
測定開始
サラッと開始直後の状態がこちら。
当たり前ですがどのコップの氷も元気です!
ちなみに、『YETI 10ozタンブラー』と『雪峰マグ300ml』は測定中は蓋をつけてあります。
1時間後
早くも各コップの氷に変化が表れました。
『スノーピーク シングルマグ450ml』と『ガラスグラス』の氷が半分くらい溶けています。
2時間後
『スノーピーク シングルマグ450ml』と『ガラスグラス』の氷は無くなる寸前。
次に、『雪峰マグ300ml』の氷もだいぶ溶け始めております。
3時間後
ここで『スノーピーク シングルマグ450ml』と『ガラスグラス』の氷は完全に無くなりました。
『雪峰マグ300ml』のほうもほとんど溶けてしまっています。
4時間後
とうとう『雪峰マグ300ml』の氷も無くなってしまいました。
ここでスノーピーク全滅です。
ここからは真空断熱マグ対決となります。
5時間後
ここまで『アサヒビールの景品マグ』もかなりがんばっていますが、この辺で一気に溶け始めてきました。
『YETI 10ozタンブラー』のほうは若干溶けてはいるものの、写真でもわかるとおりまだ氷の形を保っています。
6時間後
ここでついに『アサヒビール景品マグ』の氷も全滅してしまいました。
ここからは『YETI 10ozタンブラー』の限界がどれくらいなのかを検証していきます。
7時間後
ここまでくるとだいぶ氷が無くなってきているのがわかります。
8時間後
1時間前とを比べると、だいぶ氷の大きさが小さくなり始めたのがわかります。
9時間後
もうこの辺が限界でしょうか!?
ほとんどの氷が溶けてしまっています。
10時間後
いよいよラストの予感です。
最後まで見届けてやりましょう。
11時間後
ついに『YETI 10ozタンブラー』の氷も全滅してしまいました。
ということで、ここで検証は終了となります。
次ページでは測定結果をまとめていきます。
検証結果
結果報告です。
5位
普通のガラスコップ ~3時間
スノーピーク シングルマグ450ml ~3時間
3位
スノーピーク 雪峰マグ300ml ~4時間
2位
アサヒビールの景品 真空断熱ステンレスコップ ~6時間
1位
YETI 10ozタンブラー ~11時間
総評
『スノーピーク シングルマグ』に保冷能力は無く、一般的なコップと同性能。
また、『雪峰マグ』は2重構造となっているぶんシングルマグと比較すると保冷能力は高めという結果が出ました。
しかし、真空断熱構造ではないため真空断熱マグの半分の能力となりました。
『アサヒビール 真空断熱ステンレスコップ』と『YETI 10ozタンブラー』は、共にステンレスかつ真空断熱というスペックを持っているなかこのような結果になったのは、蓋の有無によるものではないかと推測します。
おわりに
本国アメリカの公式HPでも直接購入することができるようになってます。数も1個から購入可能ですが送料がかなり高いので複数の購入者を募ってシェアすることをお勧めします。
これから真空断熱マグの購入を検討している人にはその候補に入れてみてはいかがでしょうか?