こんにちは、フクロウです。
今日のブログネタは小ネタではありますがその効果は今後の僕のキャンプスタイルを変えるほどインパクトが強かったです。
その内容が、秋の終わりごろから春先にかけてメインで使っているテンマクデザイン『サーカスTC』にNEMO『ダガーストーム2P』をインさせてカンガルースタイルで使うというものです。
そんな組み合わせのカンガルースタイルで最近冬キャンプしてきたので簡単にレポートしていきます。
カンガルースタイルって?目的は?
カンガルースタイルとは大きなテントのなかにもう一つ小さなテントを入れてツールームテントのようにしてしまうこと。この様相がカンガルー親子の姿に似ていることから命名されました。カンガルーの赤ちゃんって親カンガルーの袋のなかで過ごしてるでしょ?そのイメージです。
ではなぜこんなテントの中にテントを入れるような面倒くさそうなカンガルースタイルをするのか?その目的は『外気の侵入を防ぎ暖かさアップ』ことにあります。
登山用のドーム型テントを例に説明しましょう。冬の雪山登山で使ったりするドーム型テントはインナーテントとそれを覆うフライシートという構造になっています。フライシートによってインナーテントとの間に空気層を形成し、外気とテント内の温度差を小さくすることで結露の発生を防ぐことができます。
カンガルースタイルもそれと同じ原理で、外側の大きなテントがフライシートの役割を果たしインナーテントとの間に空気層を作ってくれるのでインナーテント内を暖かくすることができるのです。
出典:apotabibito
キャンプ用テントでツールームテントがありますがそれとも基本は同じです。決定的な差はカンガルースタイルの場合、インナーテントのレイアウトが自由にできるところでしょう。工夫次第でオリジナルの空間を演出することができます。
サーカスTC+ダガーストーム2P
前置きはこれくらいにして僕がどうしても紹介したかったオリジナルカンガルースタイルをレポートします。
それがソロキャンパーに絶大な支持を集めているテンマクデザイン『サーカスTC』のなかに~
NEMO『ダガーストーム2P』をカンガルーインしてみました!
別に意識してこの組み合わせを選んだんではなくたまたま持っていた両方を思いつきで組み合わせてみたら難なくインできました。
サーカスTCのセンターポールとの距離にゆとりはありませんが、このくらいなら全然大丈夫。
ちなみに奥行きはいっぱいまで使ってます。
設営前にちょっとだけ心配してた幕の傾斜による接触も問題なく回避できてます。このようにリッジポールの突き出しも絶妙にサーカスTCの角部が避けてくれます。
リッジポールがあるドーム型テントはそれが幕の面の位置に来るようにレイアウトしようとすると接触して突き破ってしまいそうな形になるので少し配置に制限がかかります。
このようなカンガルースタイルで最低気温1℃の寒空のなかテント泊してみましたがとても快適に過ごすことができました。
このスタイルでちょっと気を付けないといけないのは、就寝時に地面からの冷え対策をしっかりとする必要はあります。
なので、僕の場合はシュラフの下には厚めのマットを敷きさらにその下にサーマレスト『Zライトソル』を敷いて地面の冷気がシュラフに伝わらないようにしています。
最後に自分にとってメリットと感じたことはいちいちサーカスTCの幕を閉じる必要もなくなったこと。
特に僕の使っているサーカスTC DXだとサイドフラップを立てることが多いので、就寝前にガイロープを外して起床後に張りなおす作業が面倒だったんです。
まとめ
[list class="li-check li-mainbdr main-c-before"]
- インナーテント結露無し
- お部屋感が増して安心感バツグン
- 風の侵入ゼロ
- 小さな空気層ができるので暖まりやすい
- 汚したくないものはテントへポイっと
[/list]
このように割とメリットばかりで特にデメリットが無いのもカンガルースタイルの特徴かも。
カンガルースタイルにおすすめインナーテント
DOD ワンタッチテント
DODのワンタッチテントなら設営も簡単です。フライシートが簡素なので冬キャンプには寒いでしょうが、カンガルースタイルとしてインナーに使うのであれば全く問題ありません。
また、設営が簡単なぶんデイキャンプやフェス等のイベントで使用したりすることもできます。
tent-Mark DESIGNS モノポールインナーテント
サーカスTCやサーカスTC DXをシェルターとして使っているソロキャンパーにおすすめ。コストをかけずにお手軽にカンガルースタイルを導入できます。
NEMO
少しでも荷物の量を減らしたり軽量化したいキャンパーにおすすめです。