それぞれのゴトクについて。
まずはジュニアバーナーから。
ジュニアバーナーのゴトクは4枚構成、各パーツのゴトクの形状が階段状になっており小さなクッカーから大きなクッカーまで安定させることができるように意識して作られています。
また、ゴトクの最大径は16.5cm、最小径は6.5cmでした。(実測)
続いてST-310.
ST-310のゴトクも4本構成、こちらはキモチ滑り止め程度のスリットが各パーツに入っているくらいです。
ゴトクの最大径は13cm、最小径は4.7cmでした。(実測)
ジュニアバーナーとST-310を並べてみると、ST-310のほうがゴトクの位置は下にあり低重心になっています。
総じてどちらも不安定なことはなくしっかりとクッカーなどを置ける構造でした。
続いてバーナー部。
ジュニアバーナーのバーナーヘッドとST-310のヘッドに大きな違いはなく似たようなモノです。
但し、ジュニアバーナーには見てわかるとおりバーナーヘッドのまわりに風防が付いていて風に強い構造になっています。
横から見ると完全にバーナーヘッドが隠れています。
ST-310はそういった構造にはなっておらずバーナーヘッドむき出しですね。
着火装置について。
ST-310の着火装置(画像の着火装置は純正オプション品)は、ジュニアバーナーのそれと比べてもわかるように熱源から一番遠い位置に設置されています。
これにより少しでも点火ボタンの樹脂がバーナーの熱で溶けてしまうリスクを防げるのではないでしょうか?
同様にガス調整ツマミも、ジュニアバーナーは樹脂ツマミに対しST-310では金属の針金を採用しています。
そして、ST-310に唯一ガス缶を輻射熱から守るためのヒートガードが備わっています。
最後に、それぞれを着火してみましょう。
右がジュニアバーナー、左がST-310です。ST-310のほうはきれいな青い炎が出ているのに対しジュニアバーナーのほうは若干赤い炎が混じってました。
これは個体差かどうかわかりません。
そして、燃焼中に気づいたあきらかな違いが燃焼音。
ジュニアバーナーは火力を上げていくとかなりうるさいです。ガストーチの燃焼音のような「ゴォー!」という音。
それに対し、ST-310は火力をあげてもそこまでうるさくなく「スォー」そジェントルな感じで、どちらかというと僕はST-310のほうが好きです。
どっちがおすすめ!?
ここまでジュニアバーナーとST-310を並べて比べてみましたが、僕ならST-310をおすすめしますね。
- 組立て簡単
- 静かな燃焼音
- ガス缶を守るヒートガード付き
- 豊富な純正オプション展開
- マイクロレギュレータ搭載
でも、ジュニアバーナーにも良いなと思うところはあって、
- 風防付き
- 安定感バッチリなゴトク
- 純正ハードケース
なんかはぜひST-310にも取り入れて欲しいです。