100均ショップダイソーに足を運ぶだけで貴方のSOTO レギュレータストーブ ST-310も風に強くなれますよ。これを投入すればもう風なんて怖くない!
ST-310の問題点
レギュレータストーブ ST-310の唯一の問題点じゃないかと思えるくらい残念に想うのがバーナーヘッド形状。これではバーナーヘッドがむき出しのため風に超がつくほど弱いんです、、、
写真のように、最近のSOTOの他モデル(アミカス,ウインドマスター,ストームブレイカー)はこのバーナーヘッドがすり鉢状に改良されて風に対して強くなっています。
用意したのがコレ
問題点を打開すべくこの度用意したのがコレです↓。
実はコレ、皆さんお馴染みの100均ショップダイソーでお菓子作りコーナーに売っている商品。このうち使うのはこれだけです。
いざ投入
では装着。っていってもただ乗せるだけですが。
どうです?ST-310のバーナー部分にピッタリと収まります。さすがに完璧な固定とまではいきませんが。
ちなみに寸法ですが、ST-310の受け皿が約60mmに対してこの風防が59mmとなっております。
実験
では試しにこの風防の実力をテストしてみましょう。テスト方法は簡単です。部屋の中ケトル入った水を沸かすのにかかる時間を測定します。パターンは無風状態とドライヤーを使った風有りパターン。
トランギアケトル0.6Lのなかに200mlの水を入れて火にかけます。
無風状態
まずは定常の無風状態から実験。
開始直後の状態ですが風防リングの縁が真っ赤になって、さらに炎がケトル全体を包み込むように上がっています。
約2分弱で沸騰しました。
風有り(風防リング有り)
続いてバーナーヘッド目掛けて風を当てながら同様の実験をします。
ちょっとイジワルにドライヤー(冷風)を使って強めの風を当ててみました。
全体の実験風景としてはこのような感じです。手持ちのドライヤーに風量調整機能が無かったので、かなり強風での実験です。
ドライヤーの風の影響で炎が流されていますが、消えることなくケトル底面を捉えています。
無風状態と比べると約3倍の時間がかかってしまいましたが、なんとか沸騰しました。
風有り(風防リング無し)
最後に風防リングの効果を検証するため、素のST-310に同様にドライヤーで風を当てながらの実験です。
ご覧のとおり、風防リングが無いとバーナーヘッドの半分の炎が消え、さらに残りの炎はケトル底面を捉えることができていません。
「風防リング有り」の実験で沸騰した時間を過ぎても温度上昇はまったく見られなかったのでここで実験終了。
結論
以上の結果からこのプチ改造によって、しっかりと風防効果があるのがわかりました。100均恐るべしですね!
耐久性
参考まで、左側が新品で右側が約半年間キャンプで使い続けた風防リングです。
変色は見られるものの歪みや使用に際して支障をきたすような劣化は見られません。
ちなみに
この風防について、最近メルカリなどのフリマサイトでは同類の品が高値で出回っているようです。よくみると約500円とか600円で売ってました。いかにお得に入手できるかどうかはもっている情報次第ですね。