どうも最近ランタン沼にハマってしまったっぽいフクロウです。今日ご紹介するランタンはスノーピークのロングセラー商品『ギガパワーランタン天 オート(GL-100A)』です。
小粒ながらも80W相当の光量を放つ超小型ガスランタンの世界を徹底レビューしちゃいます。
基本情報
まずはこのランタンのスペックなどを簡単にご紹介。
ちなみにギガパワーランタン天の製造国について、僕の持っているパッケージの製品は「made in Japan」ですが、それ以降のパッケージの製品は「made in Korea」へ変更になっています。
スペック
型番 | GL-100A |
収納サイズ | 62mm×65mm×H103mm |
本体サイズ | Φ57mm×H95mm |
重量 | 135g |
材質 | ステンレス,アルミ,ガラス,真鍮 |
明るさ | 約80W相当 |
ガス消費量 | 35g/h |
燃費 | 約4時間45分 (ギガパワーガス 110プロイソ使用時) 約8時間55分 (ギガパワーガス 250プロイソ使用時) 約18時間 (ギガパワーガス 500プロイソ使用時) |
適合マントル
レビュー開始
まず、ギガパワーランタン天の最大の特徴ともいえるのが収納サイズ。ご覧のようにコーヒー缶よりも小さい箱に収納されています。
その収納ケースに収められている本体がこちら。大きさの目安が分かるようにSOTOのライターと並べてみました。
まず、僕に試練を与えてくれたのがこの型式を記載したプレート。
プレートと調整ノブとをつないでいるリングが小さすぎてなかなかとれません(イラ!)
格闘すること約3分、ひらめきました。
写真のように調整ノブの付け根を外して、そこから取ってしまえばいいと。
このプレートですが、なるべく早めに取っておくことをおすすめします。
これが邪魔して収納ケースの返し部分に引っかかって出せなくなることが多々あります。
調整ノブ
ギガパワーランタン天のノブはSOTOのバーナーなどと同じタイプです。
個人的にはこのタイプのほうがシンプルで破損の心配が少ないので好きです。
但し、ギガパワーランタン天だけは折り畳んだ状態でのホールドができません。
写真の状態がデフォルトになるので、収納ケースから取り出したときは飛び出します。
バーナーヘッド
バーナーヘッドは小型ガスランタンでよくあるマントルを上から被せるタイプです。
まだまだレビューは続きます。
イグナイター
このギガパワーランタン天はイグナイターを自分で交換することができるようになっています。
このイグナイター(有り)仕様がギガパワーランタン天 オートと呼ばれ、イグナイター(無し)仕様をギガパワーランタン天 と呼ばれて販売されています。
イグナイター無し
ちなみに、このイグナイターの交換方法と注意点をご紹介。
交換方法
マントルは作業時に破れてしまうので新しいものを用意しておきます。
まず、グローブとベンチレーター(天板)を外します。
次に、イグナイターを止めている小さなネジをはずします。
裏側にも同様なネジがついているので外します。
2箇所のネジを外すとご覧のように分解することができます。
ここで注意点!
この2つのネジはよく目を凝らしてみると長さが違うので組み戻すときは注意しましょう。
マントル
新品のマントルの寸法は直径60mm。
左がスノーピーク
コールマンのPZランタンやプリムスの2245ランタンのマントルも60mmなので案外共用できそうです。
ってことで、今回は人柱になりPZランタンのマントルをつけてみたところ、全然問題なしでした。
グローブ
標準のホヤはガラスに「snow peak」のロゴが入ったストレートグローブ。
その他オプションでメッシュグローブもあります。
グローブの固定方法はちょっと特殊です。
グローブをベンチレーター(天板)と下側プレートで挟むようにして固定しますが、この構造にはかなり気をつかいます。
上側の固定はグローブを点で押さえているので力のかけ方を間違えると割れてしまいそう。
実際に店頭で割れている商品を見たこともあります。
最後に肝心な明るさなどをレポートします。
明るさ
これひとつでサイトの灯りをまかなおうとすると無理でしょうが、テーブルまわりや身のまわりを照らすには必要十分なほどの光量を持っています。
燃焼音
音の聞こえ方は人それぞれで違ってくると思いますが、僕には他の手元にある小型ガスランタン(プリムス 2245ランタンやコールマン フロンティアPZランタン)と比べると少々うるさい燃焼音です。
言葉で表現するとシュグォ~。フィールドで使ったらきっと気にならないレベルでしょう。
主な使い方
ギガパワーランタン天のオススメの使い方はコンパクトな形状を活かしてテーブルランタンが良いのではないでしょうか?
と言っても、このランタンにはチェーンが付属してないので吊り下げて使うことができません。
また、テーブルランタンとして使うならOD缶は110サイズが邪魔にもならずルックスも良い感じです。
まとめ
これまでいろいろツラツラ書いてきましたが、これを選ぶいちばんの理由はやはりこのコンパクトさでしょう。
さらには、他の小型ガスランタンとは違う愛らしいカタチも僕は好きです。
これまでのキャンプでのテーブルランタンはペトロマックスのストームランタン HL1でしたが、これから暖かくなる季節はこのスノーピークの思い入れのあるギガパワーランタン天を存分に使い倒したいです。
次回のフィールドデビューが楽しみなギアでした。