ソロキャンパーならかなり保有率が高いと思われるトランギアから、2018年の新モデルとして「ストームクッカーS・デュオーサル」が発売されました。
ようやく僕も手に入れることができたので今日はそのスペックや質感などをレビューしていきます。
ストームクッカー
ストームクッカーには大きさだけでなく表面処理や材質などを変えていくつもの種類をラインナップしています。
まずは2018年現在どのようなラインナップになっているかおさらいしてみましょう。
デュオーサル | ウルトラライト | ULハードアナダイズド | ブラックバージョン | ||||||
L | S | L | S | L | S | L | S | ||
品番 | TR-25-21ULD | TR-27-21ULD | TR-25-3UL | TR-27-3UL | TR-25-3HA | TR-27-3HA | TR-35-5UL | TR-37-5UL | |
重量(g) | 1,130 | 880 | 900 | 740 | 900 | 740 | 1,149 | 869 | |
収納サイズ(cm) | Φ22xH10.5 | Φ18xH10 | Φ22xH10.5 | Φ18xH10 | Φ22xH10.5 | Φ18xH10 | Φ22xH10.5 | Φ18xH10 | |
フライパン(cm) | Φ22 | Φ18 | Φ22 | Φ18 | Φ22 | Φ18 | Φ22 | Φ18 | |
材質 | 外側/アルミ 内側/ステンレス | アルミ(ノンスティック) | アルミ(ノンスティック) | アルミ(ノンスティック) | |||||
ソースパン(ℓ) | 1.5,7.5 | 1.0x2 | 1.5,7.5 | 1.0x2 | 1.5,7.5 | 1.0x2 | 1.5,7.5 | 1.0x2 | |
材質 | 外側/アルミ 内側/ステンレス | アルミ(無垢) | アルミ(ハードアナダイズド) | アルミ(ノンスティック) |
どのシリーズも大きさはLまたはSの2種類のラインナップです。
ファミキャンやグルキャンをする人はLを、ソロキャンをする人はSがちょうど良い大きさ。
個人的には中間の大きさがあれば尚良しって感じです。
よくスーパーで売っている汁も具材も麺も全部まとめて冷凍しているうどんやラーメンがSサイズだと入らないんです、、、
材質はどれも基本はアルミですが、デュオーサルのみ内側にステンレスを採用しています。
重量については、ステンレスを使っているぶんデュオーサルが一番重いだろうと思っていました。しかしカタログスペックで比較してみるとちょっとおかしな結果になっていますね。
Lサイズだと全体にノンスティック加工を施したブラックバージョンが一番重いのに対し、Sサイズではわずかにデュオーサルが重いというチグハグな結果。
そして、シリーズ最大の違いが表面処理。
[say name="" "]ノンスティック加工とは、最近の家庭用のフライパンのように金属の表面を特殊コーティングすることで調理時の焦げ付きを防ぎ、使用後の汚れ落としが楽にすることができます。[/say]
[say name="" "]ハードアナダイズド加工とは、アルマイト処理の一種でアルミの表面に薄い酸化アルミニウムの皮膜を形成し腐食を防ぐことができます。[/say]
デュオーサル(S)のレビュー
それではここからは手元にあるストームクッカーS・デュオーサルを使っていろいろレビューしていきます。
構成部品
ストームクッカーシリーズに共通する構成部品が以下のとおり。
・フライパン
・ソースパンx2
・風防
・台座
・アルミハンドル
・ストラップベルト
・アルコールバーナー
・各種説明書
各部品のサイズ・重量
カタログスペックは上記のとおりですが、せっかくなのでひとつひとつ実測でサイズや重量を測っていきます。
・フライパン:Φ185x30,134g
・ソースパンx2:小;Φ144x70,134g 大;Φ147x66,132g
・風防:Φ170x95,167g
・台座:Φ182x73,90g
・アルミハンドル:125x25x38,48g
特徴
ストームクッカー・デュオーサルの主な特徴は、フライパンとソースパン2つには熱伝導率の高いアルミを外側に配置し、またステンレスを内側に使用することで高い耐久性を確保することが可能となります。
外側にアルミ
内側はステンレス
Sモデルは、1.0ℓのソースパン2つとフライパの組み合わせの構成。また、別売の0.6ℓのケトルを収納することも可能です。
なぜデュオーサルを選んだか?
2018年現在新作のデュオーサルを含めて4種類のラインナップがあるなか僕がデュオーサルを選んだ(期待する)理由は耐久性。
材料の一部にステンレスを使っていることで耐衝撃性や防錆効果を期待しています。
また、フライパンにノンスティック加工をしていないぶん調理時に焦げ付きやすくなるデメリットはありますが、使い込んでいくうちいつかノンスティック加工が剥がれて「焦げやすくなる」「使えなくなる」「見た目が悪くなる」リスクは防げます。
例:写真のとおり、アルミハンドルを使っていると金属どうしが干渉することでノンスティック加工が剥がれています。
その他
参考まで、デュオーサルの画像をアップしておきます。
アルミハンドルにも刻印有り
風防と台座はアルミ製
台座には日本未発売のガスバーナー用の穴有り
締めやすいストラップベルト
台座にはストラップベルト用の通し穴
おわりに
これからキャンプをとおしてガンガン使い倒していこうと思います。その際はキャンプブログのなかで使用状況や使い道など最新情報アップデートしていきます。
おまけ
ちょっとしたシンデレラフィットなスタッキング例のご紹介。
これはストームクッカーS・デュオーサルにスノーピークの「トレックチタンプレート」を2枚スタッキングした状態です。
ストームクッカーのスタッキング並びにコンパクトさを損ねることなくシンデレラフィットさせることができました。