こんにちは、フクロウです。
今回レビューするキャンプギアは前回に引き続き焚き火ネタを。ウルフ&グリズリー製の焚き火用グリル『グリルM1エディションwithファイヤーセット』について、先日のキャンプで実践投入してきたのでその使用感などを徹底レビューしていきます。
ウルフ&グリズリー「グリルM1」
先ほどから『グリルM1』と言っていますが正確には『ウルフアンドグリズリー グリル M1 エディション with ファイヤーセット』となんとも長い商品名ですね。その特徴は、丸められる網と折り畳み可能な脚の2パーツで構成された焚火用グリル。先日紹介した『ファイヤーセーフ』とセットで使うことでその使い心地の良さを実感することができます。今回はこのセットで使った所感をメインにレビューしていきます。
スペック
- 網面サイズ:W27.5cm×H28cm
- 収納時サイズ:W5cm×H40cm
- 重量:1.0kg(耐荷重:13kg)
- 材質:ステンレススチール SUS304
- 内容:グリル、フレーム,マイクロファイバークロス,クリーニングツール,ファイヤースターター,収納袋
特筆すべきポイントは収納時のコンパクトさ。丸めることができるグリルと折り畳み可能な脚なので、収納すると細身の水筒ぐらいにコンパクトに持ち運ぶことができます。
さらにその耐荷重は13kgもあります。例えばソロキャンプ用のスキレットが約1kgだったり、鶏を丸ごと入れて焼くような14インチダッジオーブンが13kgなので、このグリルM1のスペックの高さがわかるかと思います。
組み立て方
[timeline] [tl label='手順1' title='脚を広げる']
脚は各パーツがボルトで締結しており軸力も適度にあるので自立してくれます。
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[tl label='手順2' title='グリルをセット']
脚の四隅にグリルを引っ掛けます。
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[tl label='手順3' title='補強材をセット']
グリルに付いている補強プレートを端部に引っ掛けます。
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[tl label='手順4' title='ハイ完成']
各パーツの精度も高く組立てに手間取ることは一切ありませんでした。グリルとワイヤーは各部カシメてあるのでズレることもなく、買ったばかりの初心者でも10秒もあれば簡単に組み立てることができますよ。
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詳細レビュー
それではもう少し各パーツを詳細レビューしていきます。
ゆったりとした付属の収納ケースがあるので出し入れにイライラすることもなさそう。
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なぜかその収納ケースにはバンドもついています。肩にかけてスマートに持ち運べ!ということでしょうか(笑)
脚やグリルの材質はステンレススチールのなかでもSUS304を使用。これはステンレス鋼の一種でそのなかでも高級な材料にあたり、錆や腐食に強い特徴があります。
各パーツにはショットブラストでしょうか?仕上げもしっかりと施されていてバリなどは一切ありません。
このように各パーツは六角ボルトで締結して組まれています。
グリルの各パーツはステンレスワイヤーにカシメてあるのでズレたりすることもありません。
グリルの高さは使い方に合わせて3段階に調整ができます。
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その方法もとてもシンプルで、グリル両端のワイヤーを掛ける位置をずらすだけで上記のような高さ変更が可能になっています。
例えば上記の写真の状態だとグリルの高さは一番高い状態で26cm程度。焚き火で料理したりするときはこのくらい高さがあったほうが薪をくべたりしやすいです。一番低いフラットな状態は石や丸太などを土台として直火キャンプするときに、またその中間の高さは約22cmで、別売の焚き火台『ファイヤーセーフ』と組み合わせて、炭でBBQしたりするときに良さそうな高さです。
グリルの他に付属品としてクリーニングツールやファイヤースターターなどもあります。
特にこのクリーニングツールが便利で、グリルにこびり付いたカスを落とすのがとってもラクにすることができます。グリル自体も丈夫なので少々力をかけて擦っても平気です。このクリーニングツールを使ってある程度汚れを落としてから洗面台で金だわしをを使って洗うのがおすすめです。
実践投入
購入した次の週にはキャンプで使い倒してきたのでその様子をコメントを添えてレポートしていきます。
なお、僕はこのファイヤーセーフと併せて同ブランドのファイヤーセーフを使ってます。このファイヤーセーフについては別記事にてご紹介しますが、是非とも一緒に使うことをお勧めしたいギアです。
今回の焚き火調理スタイルはスノーピークのローチェアに座って。ファイヤーセーフだけだとちょっと高さが合わない気もしていましたが、グリルM1を載せると調理しやすい丁度良い高さになりました。
この日の薪はホームセンターなどに売っている市販のものを使っています。グリルの高さは一番高い状態にしておくとその薪もくべやすく手間取ることはありませんでした。
これは6インチのスキレットを2つ置いて調理していますが、さすが耐荷重13kgはだてではありませんね。どの位置においてもグリル面は安定していて調理するのに最高の使い心地を実現してくれました。
ウルフ&グリズリーって?
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- 2017年Wolf & Grizzly (ウルフ&グリズリー)はカナダのオンタリオ州というところで誕生。
- 創設者は元々エンジニアだったGeorge Rizkalla。
- テーマは「バックヤードからバックカントリー(裏庭から荒野まで)」。
- コンセプトは「持ち運びが簡単かつ見栄えもスマートに」。
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そんなテーマとコンセプトのもと完成したのが今回レビューした『ファイヤーセーフ』だったり『グリルM1』です。作り手の思想どおりの焚き火グリルであることを使ってみて感じることができました。
まとめ
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- 焚き火グリルとしてはわずか1kgと軽量
- 構成部品も少なくコンパクト設計で組み立ても簡単
- 厚板のSUS304材を使うなど耐久性に期待大
- 高さ調整もできて使い方いろいろ
- ファイヤーセーフと組み合わせて使い心地◎
- 焚き火グリルとしては少しお値段高め
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