こんにちは、フクロウです。
梅雨終盤のなか、少しの曇り空にいろんな期待を込めて、今回は徳島県の山奥で高1,000m級にあるキャンプ場「四国山岳植物園 岳人の森キャンプ場」に行ってきたのでレポートします。
一言でいうと、大自然と高規格が融合した満足度の高いキャンプ場でした。そして、ドラム缶風呂は入るべしですね。
四国山岳植物園 岳人の森キャンプ場
今回僕たちが利用したキャンプ場は、徳島県の上分字中津土須峠という山奥にある「四国山岳植物園 岳人の森キャンプ場」です。
ここのキャンプ場の特徴は、なんといっても標高1,000m級の高地にあることでしょう。
そのため夏場の避暑地としては最高ではないでしょうか。
また、ここから約300メートル登ると砥石権現という山頂もあるので、バックパックキャンプとして利用するのもアリかと。
実際に、今回友人Nさんはテント設営後に片道約1時間かけて登頂アタックしていました。
施設情報
それではここから、ここ岳人の森キャンプ場の概要を詳細にレポートしていきますので、今後キャンプを検討されているキャンパーの役に立てればと思います。
まずは、キャンプ場入り口にある管理棟から。
[yoko2 responsive][cell]
[/cell][cell]
[/cell][/yoko2]
ここの管理棟はキャンプ場の運営だけでなくお食事処「観月茶屋」としてもにぎわっていました。
僕たちもキャンプ後にここで食事をしてから帰りました。詳しくは後ほどご紹介していきます。
そして支払いを済ませたのち、管理棟の裏からキャンプサイトに車で入っていくことができます。
そうそう、少し戻りますが管理棟では焚き火用の薪の販売もしています。
しかもとてもリーズナブルで、1コンテナたったの650円です。
種類は杉でしょう。ある程度乾燥もすすんでおり焚き火中に爆ぜることもあまりありませんでしたよ。
その他には、各サイトにブッシュクラフトや焚き付け用に便利な雑木があり、200円で利用することができます。
キャンプ場の真ん中あたりにはシャワー&トイレ棟があります。
どちらも各2つづつで、キャンプサイトの広さから言えば決して多くはありませんが、清掃も行き届いており清潔感のある施設となっていました。
なお、どちらも男女の区別はありません。
こちらがシャワー棟。
[yoko2 responsive][cell]
[/cell][cell]
[/cell][/yoko2]
シャンプーとボディーソープも設置してあります。
シャワーの利用はキャンパーなら1回だけ無料で使うことができるのでとてもありがたいですね。
[yoko2 responsive][cell]
[/cell][cell]
[/cell][/yoko2]
私も撤収後に利用させていただきましたが、お湯もすぐに出て利用しやすかったです。
こちらはトイレ。
水洗トイレで、さらにトイレットペーパーも完備されています。
この棟の正面には洗い物や洗面ができる水栓が設置されています。
[memo title="MEMO"]
管理人さんに聞きましたが、ここのキャンプ場にある水道は飲用可とのこと。わざわざポリタンクに入れて水を持参する必要はないので助かりますね。
[/memo]
続いて先ほどのトイレ・シャワー棟から少しさらに上ったところに囲炉裏小屋があります。
ここも予約すれば宿泊施設として利用することができるみたいですね。
[yoko2 responsive][cell]
[/cell][cell]
[/cell][/yoko2]
その囲炉裏小屋のとなりにも一カ所トイレがあります。
Dサイトを利用するキャンパーさんたちはここが一番近いトイレになるでしょう。
Cサイト上部にはあづま屋もあり、ちょっとした休憩ができそうです。
以上がここ岳人の森キャンプ場にある施設の概要でした。
また、ここのキャンプ場は全体をとおして外灯や誘導灯などの明かりはありません。(シャワーやトイレにはあり)
なので、夜間行動時は常に持ち運べるランタンを用意しておきましょう。
参考情報として携帯電話の電波について。
ドコモは電波が届いていますが、ソフトバンクやAUなどの回線は圏外とのことなので注意ください。(管理人さん情報)
サイト紹介
続いては各サイトを写真に収めてきましたので紹介していきます。
まず、ここ岳人の森キャンプ場はAサイトからDサイトまで4つのサイトに分かれています。
基本的にはどのサイトもフリーサイトで利用することができますが、連休などは区画サイトに変更になるので事前に確認しておくのが良いでしょう。
各サイトでは今どきめずらしく直火での焚き火がOKなのもこのキャンプ場の魅力のひとつです。
こちらがAサイトの風景になります。
入り口付近から撮影。
真ん中あたりから入り口に向かって撮影。
同じ位置から奥側に向かって撮影。
一番奥から入り口に向かって撮影。
Aサイトにある2カ所の水栓。
[yoko2 responsive][cell]
[/cell][cell]
[/cell][/yoko2]
Aサイトは全体的にフラットで設営がしやすそうですね。ただし、この大きさで水栓がAサイト内に2カ所のみなのは要注意です。
さらに、トイレも先ほど紹介した箇所での利用になるので、設営場所によってはかなり遠くなることも懸念されます。
続いてBサイトです。
Bサイトは岳人の森キャンプ場のなかでは一番小さいサイトでした。
Bサイト入り口から撮影。
Bサイト内を撮影。
Bサイト内にも1カ所水栓があります。
Bサイトは一番トイレから遠くなるデメリットはありますが、通行路から少し奥まったところにあるので、人目を気にせずゆっくりと過ごしたいキャンパーにはおすすめのサイトではないでしょうか。
続きましてCサイトのご紹介。
ちなみに、今回僕たちが利用したのがこのCサイト(貸し切り)になります。
なんとしたことでしょうか?他のサイトを撮影するのに夢中になって自分たちの利用したサイトを撮影するのを忘れてしまっていました(汗)
全体がわかるのを撮影していたのはこの2枚のみでした。
3張りのテントやタープを設営していますがまだまだ余裕があるのがわかります。
ここCサイトはトイレやシャワー棟からも一番近くて便利なのは一番のおすすめポイントです。
最後はDサイトのご紹介。
Dサイト入り口から撮影。
奥側から入り口に向かって撮影。
ここDサイトも通路から離れて奥まった位置にあるので人目を気にせず過ごすことができます。
いっぽうでトイレに行くときはこのような階段を下りていく必要があるので要注意です。
最後にAサイト奥にあるハンモックエリアをご紹介。
ハンモックエリアとありますが、見た感じではただ木々があるのみ?
僕がハンモックを使ったことがないので、これがどれほどの魅力があるのかわからず(汗)
注意事項としては、ハンモックエリアを利用する人は別途申し込みが必要だそうです。
キャンプ1泊2日
毎年7月は避暑地を求めて標高1000メートル級のキャンプ場を探しているなか、数年前から気になっていたキャンプ場がここ「岳人の森キャンプ場」でした。
岳人の森キャンプ場に行くには途中から細い細い道路を登り続けなければ到着することはできません。
このような林道を走ること約1時間ようやく到着、標高にして約1000メートル、避暑地キャンプ開始です。
まずは管理棟でもある観月茶屋にてチェックイン。
その後、車でCサイトまで行きます。
僕たちが今日利用するサイトがCサイト。
次の日が祝日で、全サイト区画サイトへの切り替え準備のためCサイト指定となりました。でも、結果的にこのサイトで大正解でした。
トイレやシャワー棟からも近いし、Cサイトを貸し切りで使えることや、周りが樹々で囲まれているので林間サイトのような雰囲気です。
各自早速設営に取り掛かります。
僕のテントは今回初お披露目のニューテントを準備しておりました。NEMOの「ダガーストーム2P」です。
[say img="https://unpluggedowl.com/wp-content/uploads/2019/07/f14b448784083457bf63e3a03da2b00c.png" name="フクロウ"]
ここだけの話、ウソかホントか友人Nさんも同じダガーストーム2Pを買っているとのこと。マネされちゃいましたわ(笑)
[/say]
チェアはヘリノックスの「タクティカルチェア」で色はコヨーテ、全体的なカラーコーディネートもばっちりです。
テンマクデザインの「ムササビウィング」を小川張りで連結です。
連結にはキャプテンスタッグの「タープ延長ベルト」を使ってます。
[say img="https://unpluggedowl.com/wp-content/uploads/2019/07/f14b448784083457bf63e3a03da2b00c.png" name="フクロウ" from="right"]
この組み合わせ、実はAサイトにも同じ仕様のキャンパーがいたことは内緒です(笑) 設営サイトが違ったのが幸いでしょう、お互い一緒だと意識していたことが会話で分かりました。
[/say]
友人Nさんはタープ泊スタイルでのキャンプです。
DDタープとポールを使って器用に張っていますね~。
コットのうえには夏のタープ泊には必須のワンタッチ蚊帳をセッティング。
友人Hさんも同じくタープ泊スタイルです。
仕様はこちらも同様ですが、Hさんはタープにテンマクデザインの「男前タープ」を使っています。
そこにAMAZONで購入したノーブランド?の吊るしタイプ蚊帳をセッティング。
どちらも暑い夏のキャンプには過ごしやすそうなスタイルですね。
[alert title="注意"]
ここCサイトの地面は非常に硬いうえ、所どころ内部に石が埋まっているので鍛造ペグは絶対に必要と考えておいたほうが良いでしょう。
[/alert]
みんなひと通り設営が完了しました。
いつもならここでプシュッと乾杯なのですが、それはもう少しおあずけ。
友人Nさんがこれから砥石権現へ登頂アタックです。
[say img="https://unpluggedowl.com/wp-content/uploads/2019/07/f14b448784083457bf63e3a03da2b00c.png" name="フクロウ"]
Nさんは昨年ごろから登山にハマっている模様。バックパックキャンプへのお誘いがハンパないです(爆)
[/say]
管理人さん曰く、ここから山頂までは片道約1時間15分ほどとのこと。事実Nさんもそれくらいで登りきったそうです。
その間僕はブログのためにキャンプ場を散策して情報集めをしたりしてました。
[alert title="注意"]
夏の山キャンプということもあって、虫よけ対策は万全にしておくことをおススメします。
[/alert]
登頂アタックから下山してきてみんなが揃ったところで時刻は17時を過ぎたころ、ようやく乾杯です。
後ほど紹介しますが、地元のスーパーで買った徳島県や高知県産のお刺身をつまみにまったりしてます。
そうそう、紹介するのを忘れてました。
Cサイトの奥には、あらかじめ予約しておいたドラム缶風呂が用意されていました。
[say img="https://unpluggedowl.com/wp-content/uploads/2019/07/f14b448784083457bf63e3a03da2b00c.png" name="フクロウ" from="right"]
ドラム缶風呂は数に限りがあるので事前の予約が必要です。
このようにドラム缶風呂の設置や水張りに薪の準備などはすべて管理人さんが夕方までにしてくれます。
[/say]
このドラム缶風呂の楽しみもあるので、今日はあまりゆっくりする時間がありません。
みんなそれぞれディナーの準備に取り掛かります。
僕は最近ハマっている焚き火台を使って焚き火料理です。だってキャンプのときくらいしかこんなことできませんからね~。
そこで使う焚き火台はピコグリル398。
本日のメニューは肉のオンパレードです。
まずはテンマクデザインの「男前グリルプレート」を使って分厚いステーキからスタート。
[yoko2 responsive][cell]
[/cell][cell]
[/cell][/yoko2]
付け合わせの野菜はLOGOSの「岩塩プレート」のうえでじっくり焼き上げていきます。
2品目はハンバーグを同じく男前グリルプレートで焼き上げていきます。
市販のデミグラスソースと粗挽きハンバーグの美味しさは絶品でしたね。
最後の肉料理はキャンプ定番の焼肉です。
こちらの味付けは、最近美味しくてハマっているアウトドアスパイス「ほりにし」。
みなさんも一度試してみてください。ここだけにしかないウマさがこの瓶のなかにはありますから。
僕のディナーは以上で、続いて友人Nさんのメニューもサラッとご紹介。
今回が初登場、LODGEの8インチスキレットを使ってジンギスカンを作ってます。これはハイボールがかなり進みますね。
[say img="https://unpluggedowl.com/wp-content/uploads/2019/07/f14b448784083457bf63e3a03da2b00c.png" name="フクロウ"]案の定Nさん、だいぶお酒がすすんでましたね~[/say]
友人Hさんは、炭火料理です。
ユニフレームの「薪グリル ソロ」を使ってジャンボにんにくとマッシュルームのアヒージョを作っています。
マッシュルームは美味しいのですが、ジャンボにんにくはニンニク臭が怖くてなかなか勇気が、、、
Hさんもう一品。徳島産の牛肉を使った網焼きステーキ。
最終的にとっても美味しかったのですが、それまでにすったもんだあったことは僕たちだけの秘密にしておこうと思います(汗)
そして最後にもう一品ご紹介。
鮎の炭火焼きです。
直火での焚き火ができるからならではの絵ですね。
遠火でじっくりゆっくりと焼き上げることで、頭から尾までふっくらと美味しくいただくことができました。
こんな感じでディナータイムは終了。
さぁ、みなさんお待ちかね岳人の森キャンプ場の名物、ドラム缶風呂での入浴です。
[say img="https://unpluggedowl.com/wp-content/uploads/2019/07/f14b448784083457bf63e3a03da2b00c.png" name="フクロウ" from="right"]
この表紙に写っているのが岳人の森キャンプ場の管理人さんなんですよ。
とても親切ていねいで優しそうな人でした。
[/say]
お水張りまでは管理人さんがしてくれているので、あとは自分たちで沸かしていきます。
文明の力に頼ってバーナーが見えちゃっていますが(爆)これがあれば無敵です。
[memo title="MEMO"]
湯沸かし用の薪もセットで用意してくれるので調達の必要はありません。
[/memo]
どうですか!?この雰囲気?
もちろん雰囲気だけでなく、焚き火で温められたお湯はまろやかな仕上がりで気持ち良かったです。
ちなみに、ドラム缶風呂までは管理人さんが水道ホースを引っ張ってきてくれているので足し湯や温度調整も可能です。
さて、楽しかったドラム缶風呂タイムも終わり、恒例の焚き火タイムに突入です。
ここでも普段はなかなかできない直火での焚き火が楽しめます。
とは言っても、夏の焚き火は暑いうえ直火ならではでしょうか?足元から熱がくるのでさらに熱い(汗)
先ほどのドラム缶風呂タイムとは打って変わって静かな時間が流れてゆきます。
ウイスキーを片手にグダグダ話しながら時刻は深夜1時を過ぎてました。
オヤスミナサイzz
おはようございます!時刻は8時前、寝すぎました(汗)
昨夜は気温も19度くらいまで落ち込んだそうで、夏場なのに涼しく眠ることができました。
チェックアウトが11時となっているので、早速モーニングに取り掛かります。
とその前に目覚めのモーニングコーヒーから。
落ち着いたところで軽めの朝食に。
というのも11時のチェックアウトのときに、管理棟の観月茶屋でお昼ご飯を食べて帰る計画なので。
MOOSEの「フライアン」でパンをトーストし、レトルトのオニオンスープを深型シェラカップで温めていただきました。
[say img="https://unpluggedowl.com/wp-content/uploads/2019/07/f14b448784083457bf63e3a03da2b00c.png" name="フクロウ"]
ほかのお二人はランチパック丸かじりと手抜きしてたのでお写真なしですわ~
[/say]
こんな感じで今年の避暑地キャンプも無事終了~お疲れさまでした!
ここで食べたランチ情報は後ほどご紹介していきます。
近隣情報
ここからは、途中立ち寄ったスーパーなどキャンプの準備に役立つ近隣施設をご紹介していきます。
最初に補足しておきますが、キャンプ場の近くに買い出しができるようなスーパーはありません。
あらかじめ地元のスーパーで準備しておくのが一番無難です。
そんななか、僕たちが寄って買い物したスーパーがこちら。
関西方面から来る人は高速で「板野IC」を下りて5分くらいのところにマルナカがあります。
[yoko2 responsive][cell]
[/cell][cell]
[/cell][/yoko2]
ここにくると、徳島県産のお肉や魚などを買い揃えることができるでしょう。
続いて岳人の森キャンプ場方面に車を走らせると小さな道の駅「温泉の里神山」があります。
ここには食堂と地元野菜売り場があります。
[yoko2 responsive][cell]
[/cell][cell]
[/cell][/yoko2]
実際に僕たちはチェックイン前にここで腹ごしらえをしました。
最後に是非紹介しておきたいお店がこちら。何度も登場した管理棟兼お食事処「観月茶屋」。
管理人さんがとても良い感じの人なのもありますし、キャンプ終了後にここで一息入れて下山されてはいかがでしょうか?
[yoko2 responsive][cell]
[/cell][cell]
[/cell][/yoko2]
僕たちもチェックアウトしたあと、ここで鶏フェスグランプリにも輝いたらしい鶏天をトッピングしたお蕎麦を頂きました。
お土産にわらび餅も買って帰りましたが、家族も美味しい美味しいと喜んでくれました。