コールマン200Aのメンテナンス第2段はメインバルブの付け根にあるグラファイトパッキンの交換です。
はじめに
皆さんの200A、バルブの付け根から燃料が漏れて炎上したり、そもそもバルブ自体が固くて回すのに一苦労なんてことありませんか?
そんなときはこのグラファイトパッキンを交換することで症状が改善するかもしれませんよ。
用意するもの
[list class="li-check li-mainbdr main-c-before"]
- グラファイトパッキン
- 液体ガスケット(耐ガソリン性のもの)
- コールマン スーパーレンチ
- マイナスドライバー
- パーツクリーナー
[/list]
交換手順
これからランタンを分解していくにあたり、細かな部品がでてきますので、紛失しないためにもトレーなどを脇に置いて作業することをお勧めします。
まずはベイルを外し一気にグローブまで外していきましょう。
次にバーナーフレームを外していきます。コールマンのスーパーレンチを使って反時計回しするとゆるみます。
続いて銀色のカバーも外します。checkバルブのほうにずらしながら持ち上げると外れます。
これでバルブASSYが裸になりました。
ここからバルブASSYを分解していきます。
マイナスドライバーでバルブホイールのネジを外し、手前へ引っ張るとスポッとバルブホイールが抜けます。
このナットをゆるめていきます。この中にグラファイトパッキンが入っています。スーパーレンチで反時計回しすると外れます。
ここから本題のグラファイトパッキンの交換です。
まずは、ナット内部にある古いグラファイトパッキンをアイスピックのようなとがったものでかき出してやります。グラファイトとは簡単に言うと「鉛筆の芯」と同じ鉛の一種です。
きれいにかき出せたら新品のグラファイトパッキンをはめますが、その前にパーツクリーナーでナットをきれいに洗浄しておきましょう。
カスが残っていたまま交換することは新たな故障のもとです。
あとは逆の手順で再組立てですが、3点ほど補足です。
まず、バルブナットを再組立てするときにはタップ部に液体ガスケットを塗布してガソリンが漏れないようにします。
次にこのリングは忘れずにセットしましょう。
最後にバーナーフレームを固定するナットはトルクをかけ過ぎないこと。板金ナットなので強く締め過ぎるとすぐにナメてしまいます。
おわりに
こういう僕もじつはこの200Aの分解をしたのは初めてだったりします(汗)
そんな僕でもこのように整備ができるのはやっぱりこの200Aランタンの構造がシンプルなことに尽きると思います。
これからもガシガシ使ってその都度メンテナンスをしてみて、気づきなどあれば都度ブログをとおして皆さんに紹介していきます。
専用レンチとドライバーさえあれば大抵のメンテナンスができますので、皆さんも挑戦してみてはどうでしょうか?