冬キャンプシーズン真っ只中、寒ければ寒いほど役に立つギア イワタニ「カセットガスジュニアヒーター(CB-JRH-2)」を入手したのでレビューします。
はじめに
実はこのようなアウトドア向けのヒーターを手にしたのは初めてではありません。
手元にはユニフレーム「ワームⅡ」や「コンパクトパワーヒーター」、プリムス「スイングヒーター」があったりします(笑)。
ガチの比較はまた後日レポートすることとし、今回はこれらのヒーターの性能なども意識しながらレビューします。
イワタニ カセットガス ジュニアヒーター
スペック
まずはそのスペックから。
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- サイズ:幅185×奥行176×高さ241(mm)
- 収納サイズ:幅176×奥行176×高さ160(mm)
- 重量:834g、ガス消費量:97g/h
- 連続燃焼時間:イワタニカセットガスJr.使用時=約1時間20分、イワタニカセットガス使用時=約3時間
- 暖房出力:1,200Kcal
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肝心の暖房能力は「ワームⅡ(600kcal)」と約2倍ほどの能力がありかなり期待できるレベルだと思います、詳細は後ほど。
詳細レビュー
それでは実機を前に詳細レビューしていきます。
収納時、脚はぐるっと折りたたんで若干ですがコンパクトになります。また、冬場必須のパワーブースターは取り外すことができます。
とは言っても実際は結構これでもかさばりますね。こうしてみると「ワームⅡ」は非常にシンプルにまとめ上げてきていると思います。
パワーブースターは本体にただ差し込むだけ。CB缶にはパワーブースター側にあるマグネットで密着します。
オートイグナイターとガス調整ノブは上面に配置しており使いやすいです。
ゴム付きの取っ手がほぼ重心位置にあるので持ち運びも容易です。
一般的な長さのCB缶ももちろん使えます。
脚の固定位置を変えて上向きで使うこともできました。
ただしても良いのかどうか分からないので自己責任のもとおこなっています。
本体の反射板(パラボラ部)を比べてみました。
ジュニアヒーターは「ワームⅡ」や「コンパクトパワーヒーター」のちょうど中間の大きさですね。
所感ですが、この反射板が「ワームⅡ」のように大きいほど熱が周囲に広がりやすく、また「コンパクトパワーヒーター」のように小さいほど局部集中して熱を放射しているように感じました。
ここには写っていませんが、プリムス「スイングヒーター」は「ワームⅡ」よりさらに反射板が大きいですよ。
夜になるのを待ってから肝心な暖房能力をみてみます。
着火性能は問題なしの一発着火です。初期から燃焼も安定しています。この辺は「さすがイワタニ」と言ったところでしょうか、安心できます。
ガスの量は細かく調整できます。あたりまえのことを言っているようですがヒーターによってはそうでないこともあるんです。
手前1メートルくらいまではじゅうぶんに暖かい。
範囲は反射板の範囲までくらいです。使用想定としては、ソロキャンプで手元足元を温めたり少し後ろから腰部を温めたりするくらいに最適でしょう。
しばらく燃焼させているとパワーブースターも機能しているのがわかります。手で触ってみると温かいです。
おわりに
いかがでしたか、良いところも要改善ポイントもありましたが使用想定を限定したらヒーターとして使えるものだと感じます。
僕的には、CB缶が使えてかつ燃費に優れるけど暖房能力が弱いユニフレーム「ワーム」と、暖房能力は優れるけどそのぶん燃費は悪いしOD缶なプリムス「スイングヒーター」の中間くらいのちょうど良いヒーターと思いました。