用意するものはオフィスに余るほど転がっているものでできちゃいます。
キャンプなどでトランギアのアルコールバーナーを使って調理(飯ごうなど)していると不便に感じるのが火加減の調整方法。
熱々のふたを開閉させるときこれまではプライヤーで挟んでいましたが、この取っ手さえあればもうプライヤー要らずです。
1.はじめに
この記事はトランギアのアルコールバーナーを対象にしてあります。
また、アルコールバーナー本体にも一部加工を要します。
2.用意するもの
パーツ
- 小さめのダブルクリップ×1個
- 大き目のゼムクリップ×1個
- 3ネジ&ワッシャ&ナット×各1個
工具
- ドライバー
- ラジオペンチ(2本あればベスト)
- ニッパー
- ドリル(2mmぐらい)or千枚通し
- ヤスリ
3.作り方
ダブルクリップの加工
まず、写真のように割ります。
ラジオペンチで挟んでおもいっきり広げると簡単にパチンッと割れます。
割れにくい場合は何度も変形を繰り返して力を加えて割りましょう。
次は成形です。
アルコールバーナーのふたの形状に沿うようにしていきます。
はじめはニッパーでおおまかにカットしていき、最後はヤスリで仕上げます。
最後に中心部に穴を開けます。
大きさは2mmくらいで良いと思います。
僕はドリルは使わずに千枚通しを使って上から叩いて開けました。
どうもダブルクリップに表面処理がしてあってドリルでは開けれませんでした。
ゼムクリップの加工
写真のような形状を作ります。
ラジオペンチを使って一度展開し、その後再度曲げながら成形していきます。
長さの目安はアルコールバーナーに取り付けたときの収納性を考えると5.5cmくらいがちょうど良いでしょう。
アルコールバーナーの加工
アルコールバーナーのふたの一部にドリルを使って2mmほどの下穴を開けます。
3-1.で作った部品を仮あわせしながら穴の位置をマーキングするのが良いでしょう。
なお、いきなりドリルで穴を開けようとすると刃がすべって開けにくいので、千枚通しを使って軽くポッチを作っておくと作業が楽です。
取り付け
これまで作った部品をそれぞれ組み付けて完成です。
アルコールバーナーへの組み付けは、ネジ,ワッシャとナットを使って挟みます。
さいごに
いかがでしたか?案外簡単で30分もあればできたと思います。
取っ手が欲しいなら最初っからエスビットのアルストにしとけよって声もあるかと思いますがそこはご愛嬌。
自分でつくるってところがミソなんです。
参考
アルコールバーナーに合うケースを探してきました。
興味のある方はこちらもご覧ください。