僕が友人に勧められキャンプを始めてからようやく3シーズンを体験してきました。その間は月1回ペースの目標を立て実行し、テントはずっとtent-Mark DESIGNSのCAMPANDA「PANDA」です。
これからテントの購入を検討されている方の参考になれればと思い、今日はその使い心地などの詳細をレポートします。
「パンダ」について
まずは、僕が愛用している「パンダ」のスペックなどをご紹介。
「パンダ」とは?
「パンダ」の販売元はアウトドアショップ「WILD-1」が展開しているブランド「tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)」です。
「パンダ」にはシーズがあって、それらをプロデュースするのがキャンプコーディネーター兼イラストレーター、他にも漫画家などとして活躍する、こいしゅうかさん。
このかた結構お酒がスキなんでしょうか?お酒とパンダとのコラボでちょくちょく各方面の記事でみますね。
その販売元「テンマクデザイン」とプロデューサー「こいしゅうか」さんのコラボによって誕生したのが、このソロテント「パンダ」になります。
ソロテント「パンダ」は、当初はカラーが赤色のみでしたが、その後アースカラー(グリーン)や僕が使っているパンダクラシック(ホワイト)がラインナップしています。
さらには、2017年10月下旬に新シリーズとしてポリコットン素材で作った「パンダTC」もデビューします。(これが欲しい!)
スペック
僕が使っている「パンダ」の主要諸元がこちら。
(新「パンダTC」は諸元が違うのでご注意)
・総重量;2,190g(ペグ,収納ケース含む)
フライ:1,030g
メッシュインナー:640g
ポール:270g
・寸法(展開時)
フライ:240×240×150cm
メッシュインナー:220×100×135cm
・寸法(収納時)
フライ:Φ15×30cm
インナー:Φ12×36cm
ポール:Φ6×42cm
フライ+メッシュインナー:Φ17×36cm
・材質
フライ: 40Dナイロンリップストップ、PU/シリコンコーティング(耐水圧:1,500mm)、シームテープ加工
メッシュインナー(ボトム部): 75Dポリエステルタフタ、PUコーティング(耐水圧:1,500mm)、シームテープ加工
メッシュインナー(メッシュ部): ポリエステルメッシュ
ポール:Φ16mm×1,500mm
・付属品
ペグ×12本、張り綱×4本、収納袋
・オプション展開
フットプリント、STDインナー
このオプションで売ってるSTDインナーを標準品で設定してくれたらいいのにと常々思う次第です。ここらへんがまた商売がうまいところなんですかねぇ。。。
設営方法
僕自身このテント以外使ったことがないので他との比較ができません。
逆に言うと、テント設営の初心者である僕にでもとっても簡単に設営することができました。
- グランドシートを広げる(選択)
もしフロアレスにしない場合は、はじめにグランドシートを広げておいて次の工程に進みます。
- フライシートを広げる
出入口となるファスナーの位置を確認しながら、広げたい方向に置きます。このときファスナーは閉めておくと作業がはかどります。
- 四隅をペグダウンする
設営する向きが決まったところで四隅をペグダウンしましょう。
ちなみにですが、付属のピンペグだと心もとないので僕はスノーピークのソリステ18cmを使ってます。
- ポールを立てる
フライシートの片側のファスナーを開けて真ん中にポールを立てましょう。
次ページでは実際に僕が使ってみた感想をレポートしていきます。
使ってみて
これからは、僕がこの「パンダ」を毎回キャンプで使ってみた所感を『気に入っているところ』と逆に『気になるところ』に分けてご紹介します。
気に入っているところ
- 設営が簡単
やっぱりこのテントのいちばんの特徴ではないでしょうか。
とっても設営が簡単で、フライシートだけだと慣れれば5分もあれば完成しちゃいます。 - ソロキャンプに最適
昼間はタープを広げて食事したりして、テントにはコットを置いて寝るというスタイルだとちょうど良いサイズ感です。
ちなみに、僕のコットは『ヘリノックス コットワン コンバーチブル』のロースタイル仕様ですが、テントと干渉することもなく収まります。 - 軽量・コンパクト
コンパクトの程度については、写真をご覧いただければよくわかるかと思います。
重量だってフライシートとポールだけだったらわずか1.2kg程度と軽量です。
これだったら自転車キャンパーでもじゅうぶんに使えるのではないでしょうか。 - おしゃれ
これは人それぞれの主観によりますが、僕的には色あいや大きさなど総じて気に入ってます。 - 夏は涼しく快適
このテントは前後両方にファスナーが付いていて全開にすることもできるので、暑い夏場などは風通しを良くすることができます。 - 耐水性もバッチリ
これは実際に身を持って体験したことですが、夜中に遭遇したゲリラ雷雨と風のときでも特に雨水が染み込んできたりすることはなかったです。
気になるところ
- 結露によるダメージ
ダメージと言ってもテント自体へのことではなく、シュラフへのダメージです。
「パンダ」は小さい四角推なので、寝ているとどうしてもシュラフと接触してしまいます。
なので、春先や秋以降の結露が発生する時期はシュラフカバーなどの防水対策が望ましいです。 - 虫が集まる
これはテントの色の影響と思いますが、僕が使っている白色は夏にアリがよく登ってきます。
なお、そのときは白色の自作タープ(タイベック製)を使っていましたが、それにもよく虫が飛んできたりしていました。
いっぽうで、友人キャンパーのテント「ミニピーク(アースカラー)」や「コールマン(グリーン)」のほうは虫が寄ってくることもなかったので、色による影響と考えます。 - まぶしい
これもテントの色の影響によるものですが、白色だと昼寝する時など日中使うとテントの中が明るすぎて寝づらいです。 - スカートがあれば尚良し
これから迎える冬に備えても含めてオプション品でいいのでスカートが欲しいです。
これまでのこのテントで過ごした経験だと、スカートが無く隙間が開いているぶん風が入り込んできます。
さいごに
このように実際に3シーズン使い続けた結果、いろいろな特徴を知ることができました。
特にこのテントを使って「白色は虫が寄ってきやすい」ということは、これからのキャンプ道具を選ぶ際の勉強になりキャンプレベルを上げれた、、かな?
それと、今後はこの「パンダ」に冬に向けてスカートでも自作してみようかと考え中です。
その際は、改めてブログにアップしようと思います。
追伸
パンダで2月の真冬キャンプに挑戦してみました。