つい最近キャンプに行ったときの出来事です。
OD缶にランタンを装着してバルブをまわしてもガスが出てこないことがありました。もちろんOD缶にはほぼ満タンのガスが充填されているのに。
今日はその原因と対処方法をメモしておきます。
OD缶からガスが出てこない
今回僕はちゃんとプリムスのランタンを使用するためメーカー推奨のとおりプリムスのOD缶を使用しようとしたにもかかわらず、なぜかガスが出てきません。
その症状を探ってみるとプリムスのホームページにヒントとなる記載ありました。
コンロをねじ込み過ぎると、器具側のOリングがつぶれて容器バルブの頭部を陥没させてしまい、ガスが出なくなる場合があります。
”参考:PRIMUS”
そこで手持ちの正常品と見比べてみましたよ。
異常品↓
正常品↓
ホントだ、たしかに今回のOD缶側のバルブの頭部が陥没してしまっています。(そんなに強くねじ込んだつもりはなかったのですが、、、)
なぜ出なくなる?
さらにプリムスのホームページを徘徊しているとOD缶の構造についての記載ありました。
器具未装置時はガス側のスプリングにより弁が押し上げられているためガスは外に出ない仕組みです。器具を装着すると、器具栓にあるピンがガスカートリッジの弁を押し下げます。さらに器具栓のつまみを回して開くとガスが流れる仕組みです。
”参考:PRIMUS”
おそらく今回僕はランタンを必要以上に強くねじ込んでしまったためOD缶の弁やスプリング一式が下がってしまい、その結果ランタン側のピンがOD缶のベンを押せるまで届かなかったのでしょう。
そんなときの対処法
さて、ガスが出てこなくなった原因は分かりましたが、この手元にほぼ満タンであるOD缶はどうしましょう。
この状態でハンマーなどでドカンと穴を開けて捨てるのも怖いですし、そもそもOD缶って頑丈ですよね。それにしてもこの世の中、欲しいものはだいたいあります。
EPIgasから「カンベンチレーターⅡ」という簡単に穴を開けることができるツールが販売されています。
[alert title="注意"]その際は必ず広く風通しの良い屋外で、かつ近くに火気がないことを確認したうえで処理しましょう。[/alert]
そのほか、地域の自治体や消防署によっては無償で引き取ってもらえるところもあるそうなので一度調べておくのもありです。